お知らせ
- 第2回SO研究会の一般演題を募集いたします。詳細は演題募集ページでご確認ください。
新着・更新情報
- 2024. 12. 18
- プログラム(PDF)を掲載しました。
- 2024. 12. 13
- 日程表(PDF)を掲載しました。
- 2024. 11. 03
- 演題募集を11/14(木)まで延長しました。
- 2024. 10. 16
- 参加登録ページを更新しました。
- 2024. 10. 03
- 演題募集ページを追加しました。
- 2024. 06. 10
- 第2回 開催概要を更新しました。
- 2024. 06. 10
- 代表世話人挨拶を更新しました。
- 2024. 05. 27
- 第2回 Stroke Oncology研究会が本年12月に開催されます。詳細は開催情報をご覧ください。
- 2023. 11. 30
- 第1回 Stroke Oncology研究会の参加登録ページを更新しました。
- 2023. 11. 17
- 第1回 Stroke Oncology研究会のプログラムを公開しました。開催情報ページをご覧ください。
- 2023. 09. 08
- 第1回 Stroke Oncology研究会が本年12月に開催されます。詳細は開催情報をご覧ください。
- 2023. 08. 08
- ホームページを公開しました
代表世話人ご挨拶
Stroke Oncology研究会
(腫瘍脳卒中学研究会)
代表世話人 塩川 芳昭
富士脳障害研究所
附属病院 病院長
(腫瘍脳卒中学研究会)
代表世話人 塩川 芳昭
富士脳障害研究所
附属病院 病院長
昨年に続いて「第2回Stroke Oncology研究会(腫瘍脳卒中学研究会)」を、2024年12月21日(土)に場所も同じソラシティカンファレンスセンター(東京・御茶ノ水)にて開催させていただくことになりました。
がんと脳卒中はともに頻度の高い国民病であり、両疾患を合併(がん関連脳卒中)する患者さんに遭遇する機会も増えています。従来から、このような状況に陥った患者さんのがん・脳卒中診療は、異なる専門領域の狭間(はざま)という思い込みからそれぞれの領域における各医療者の個人的経験に基づいて行われることが多かったように思われます。がん・脳卒中の医療が各々の領域で長足の進歩を遂げていたにもかかわらず、ある意味で取り残されていた課題と言えるかもしれません。
脳卒中の類縁疾患である循環器病でも似たような状況にあったようで、がん生存者の長期予後に抗がん剤による心不全(臓器毒性)が大きな課題となっていることが判明し、数年前からかんと循環器の学際的領域を取り扱う腫瘍循環器学会が国内外で注目されています。しかしながら、がんと脳卒中においては別の問題があることが明らかとなってきました。すなわち、それぞれの領域についての医療が進歩しているにもかかわらず、おのおのの治療者は必ずしもその最新の知見を把握していないため、両疾患を併存する患者さんにおいて適切な治療またはその差し控えが行われていない大きなunmet medical needsがあることです。昨年の本研究会でも、その後の実態調査の結果を踏まえて「がんと脳卒中とリハビリテーションの課題」が教育講演で取り上げられ、関係するすべての医療者が自身の領域を越えて密接に関わる必要性が議論されました。特にがん患者さんが脳卒中を、あるいはその逆の場合を発症したあとのリハビリテーションとがん治療継続の制度的な難しさや、治療の難しい両疾患を併発された患者さんへのAdvance Care Planningも、取り組むべき大きなテーマと言えるでしょう。
二回目となる本研究会の主題は「がんと脳卒中 ~異分野邂逅と学際探求が未来を拓く~」です。これを契機として、Stroke Oncology(腫瘍脳卒中学)のさらなる発展に繋がることを期待しております。関係する多くの皆様のご参加をお待ちしております。
がんと脳卒中はともに頻度の高い国民病であり、両疾患を合併(がん関連脳卒中)する患者さんに遭遇する機会も増えています。従来から、このような状況に陥った患者さんのがん・脳卒中診療は、異なる専門領域の狭間(はざま)という思い込みからそれぞれの領域における各医療者の個人的経験に基づいて行われることが多かったように思われます。がん・脳卒中の医療が各々の領域で長足の進歩を遂げていたにもかかわらず、ある意味で取り残されていた課題と言えるかもしれません。
脳卒中の類縁疾患である循環器病でも似たような状況にあったようで、がん生存者の長期予後に抗がん剤による心不全(臓器毒性)が大きな課題となっていることが判明し、数年前からかんと循環器の学際的領域を取り扱う腫瘍循環器学会が国内外で注目されています。しかしながら、がんと脳卒中においては別の問題があることが明らかとなってきました。すなわち、それぞれの領域についての医療が進歩しているにもかかわらず、おのおのの治療者は必ずしもその最新の知見を把握していないため、両疾患を併存する患者さんにおいて適切な治療またはその差し控えが行われていない大きなunmet medical needsがあることです。昨年の本研究会でも、その後の実態調査の結果を踏まえて「がんと脳卒中とリハビリテーションの課題」が教育講演で取り上げられ、関係するすべての医療者が自身の領域を越えて密接に関わる必要性が議論されました。特にがん患者さんが脳卒中を、あるいはその逆の場合を発症したあとのリハビリテーションとがん治療継続の制度的な難しさや、治療の難しい両疾患を併発された患者さんへのAdvance Care Planningも、取り組むべき大きなテーマと言えるでしょう。
二回目となる本研究会の主題は「がんと脳卒中 ~異分野邂逅と学際探求が未来を拓く~」です。これを契機として、Stroke Oncology(腫瘍脳卒中学)のさらなる発展に繋がることを期待しております。関係する多くの皆様のご参加をお待ちしております。
2024年6月吉日
主催および代表世話人
主催 | Stroke Oncology研究会 |
代表世話人 | 塩川 芳昭 (富士脳障害研究所 附属病院 病院長) |