第2回 研究会 開催概要
当番世話人ご挨拶
『がんと脳卒中
~異分野邂逅と学際探求が未来を拓く~』
医療の進歩に伴い、人類が病気とともに生きる時間は長くなり、複数の病気を抱える方は増えています。「がん」と「脳卒中」は、日本人の死因の上位を占める疾患であり、二つの疾患を合併する患者さんも多くおられます。脳卒中をきたした患者さんでCT検査を行ったら、がんが見つかった、という話もあれば、がん患者さんの治療経過中に脳卒中を発症した、という話もよくあります。このように、両疾患を合併した患者さんに対して、どのような医療を行うのが適切なのか、どのような連携が必要なのか、様々な立場の医療者が膝を交えて議論することが求められています。これまで、がんの専門家と脳卒中の専門家の接点はあまりなく、お互いの文化や考え方を理解できていない状況がありましたが、これからは、患者さんに最善の医療を行うために、しっかりとタッグを組み、課題解決に取り組んでいく必要があります。そのような背景から生まれた新しい学問分野が、「Stroke Oncology (腫瘍脳卒中学)」です。
2020年に日本脳卒中学会に「Stroke Oncologyに関するプロジェクトチーム」が結成され、私は、腫瘍内科医の立場で参画しました。脳卒中についての知識はほとんどなかった私ですが、チームメンバー7人での議論を重ねていくうちに、Stroke Oncologyの重要性を認識するとともに、異分野が出会い、そのキワで化学反応が起きることの魅力にも気づきました。課題は山積していますが、それに取り組むのはとてもやりがいのあることだと感じています。この7人を中心に、「旅芸人一座」「七人の侍」のように、様々な学会に乗り込んで、Stroke Oncologyの重要性を訴えるシンポジウムに登壇し、少しずつ認知度も上がってきました。2023年には、日本がんサポーティブケア学会に「Stroke Oncologyワーキンググループ」が結成され、がん領域側のカウンターパートとして活動を開始しました。関心を持って下さる方も増え、活動の幅は確実に広がっています。
Stroke Oncology研究会は、日本脳卒中学会のプロジェクトチーム、日本がんサポーティブケア学会のワーキンググループのメンバーが中心となって立ち上げたもので、2023年12月に第1回研究会を開催し、このたび、2024年12 月21 日(土)に、ソラシティカンファレンスセンター(東京・御茶ノ水)にて、第2回研究を開催させていただくことになりました。Stroke Oncologyという学際的な新学問分野を発展させ、患者さんやご家族の役に立つ研究を展開できるよう、多くの皆さんと活発な議論ができることを願っております。
~異分野邂逅と学際探求が未来を拓く~』
医療の進歩に伴い、人類が病気とともに生きる時間は長くなり、複数の病気を抱える方は増えています。「がん」と「脳卒中」は、日本人の死因の上位を占める疾患であり、二つの疾患を合併する患者さんも多くおられます。脳卒中をきたした患者さんでCT検査を行ったら、がんが見つかった、という話もあれば、がん患者さんの治療経過中に脳卒中を発症した、という話もよくあります。このように、両疾患を合併した患者さんに対して、どのような医療を行うのが適切なのか、どのような連携が必要なのか、様々な立場の医療者が膝を交えて議論することが求められています。これまで、がんの専門家と脳卒中の専門家の接点はあまりなく、お互いの文化や考え方を理解できていない状況がありましたが、これからは、患者さんに最善の医療を行うために、しっかりとタッグを組み、課題解決に取り組んでいく必要があります。そのような背景から生まれた新しい学問分野が、「Stroke Oncology (腫瘍脳卒中学)」です。
2020年に日本脳卒中学会に「Stroke Oncologyに関するプロジェクトチーム」が結成され、私は、腫瘍内科医の立場で参画しました。脳卒中についての知識はほとんどなかった私ですが、チームメンバー7人での議論を重ねていくうちに、Stroke Oncologyの重要性を認識するとともに、異分野が出会い、そのキワで化学反応が起きることの魅力にも気づきました。課題は山積していますが、それに取り組むのはとてもやりがいのあることだと感じています。この7人を中心に、「旅芸人一座」「七人の侍」のように、様々な学会に乗り込んで、Stroke Oncologyの重要性を訴えるシンポジウムに登壇し、少しずつ認知度も上がってきました。2023年には、日本がんサポーティブケア学会に「Stroke Oncologyワーキンググループ」が結成され、がん領域側のカウンターパートとして活動を開始しました。関心を持って下さる方も増え、活動の幅は確実に広がっています。
Stroke Oncology研究会は、日本脳卒中学会のプロジェクトチーム、日本がんサポーティブケア学会のワーキンググループのメンバーが中心となって立ち上げたもので、2023年12月に第1回研究会を開催し、このたび、2024年12 月21 日(土)に、ソラシティカンファレンスセンター(東京・御茶ノ水)にて、第2回研究を開催させていただくことになりました。Stroke Oncologyという学際的な新学問分野を発展させ、患者さんやご家族の役に立つ研究を展開できるよう、多くの皆さんと活発な議論ができることを願っております。
2024年6月吉日
第2回 Stroke Oncology研究会
(腫瘍脳卒中学研究会)
当番世話人 高野 利実
がん研究会有明病院
院長補佐・乳腺内科部長
第2回 Stroke Oncology研究会
(腫瘍脳卒中学研究会)
当番世話人 高野 利実
がん研究会有明病院
院長補佐・乳腺内科部長
開催概要
開催日時 | 2024年12月21日(土) |
開催形式 | 現地会場開催 |
会 場 | 御茶ノ水ソラシティ カンファレンスセンター 〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台4-6 https://solacity.jp/access/ |
主 催 | Stroke Oncology研究会 |
当番世話人 | 高野 利実 がん研有明病院 院長補佐・乳腺内科部長 |
後 援 | 一般社団法人 日本脳卒中学会 一般社団法人 日本がんサポーティブケア学会 |
連絡事務局 | 株式会社コンベックス内 〒106-0041 東京都港区麻布台1-11-9 BPRプレイス神谷町 E-mail:so-office@convex.co.jp TEL:03-3505-1610 FAX:03-3505-3366 |
第1回 研究会 開催概要
開催日時 | 2023年12月16日(土) | ||||||||||||||||||||
開催形式 | 現地会場開催 | ||||||||||||||||||||
会 場 | 御茶ノ水ソラシティ カンファレンスセンター 〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台4-6 https://solacity.jp/access/ |
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主 催 | Stroke Oncology研究会 | ||||||||||||||||||||
共 催 | STROKE 2024 | ||||||||||||||||||||
プログラム |
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連絡事務局 | 株式会社コンベックス内 〒106-0041 東京都港区麻布台1-11-9 BPRプレイス神谷町 E-mail:so-office@convex.co.jp TEL:03-3505-1610 FAX:03-3505-3366 |